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簿記とダブルライセンス
簿記はビジネスでは必須の業務ですから、実務ができるスキルのある人は重宝されます。さらにそれが知識や実力と証明されている資格を持っていると、客観的な視点から見ても簿記に精通しているとわかりますので、資格は強い味方になってくれます。しかも資格を取得するということは、きちんと対策や勉強をして、意識も高いと別の視点からも評価できます。
ライセンスを持っていることは、それだけでも可能性を広げますが、さらに他人と差をつけることができるのがダブルライセンスです。簿記の資格はある程度の経験がある人だと、取得していることが多いです。ですから、それだけで差を大きく出せる、もしくは印象に強く残るということはそこまでありません。
そこでもう一歩踏み込んだプロ意識が重要になります。それがダブルライセンスです。
簿記と相性の良いダブルライセンス
簿記の資格と相性の良いダブルライセンスはいくつかあります。以下に、簿記資格と相性が良いとされる資格をいくつか紹介します。
- 税理士
税理士は、税務に関する専門家であり、簿記の知識と税務の知識が重要です。簿記資格を持っていることで、税理士試験の勉強もスムーズに進めることができます。 - 公認会計士
公認会計士は、会計・監査に関する専門家であり、簿記の知識が必要です。簿記資格を持っていることで、会計士試験の勉強にも有利になります。 - FP(ファイナンシャル・プランナー)
FPは、個人の資産運用やライフプランニングに関する専門家です。簿記の知識は、FP試験の範囲にも含まれており、互いに補完し合う関係があります。 - 中小企業診断士
中小企業診断士は、企業の経営課題を解決するための専門家です。簿記の知識を持っていることで、財務状況の分析や改善策の提案に役立てることができます。 - 社会保険労務士
社会保険労務士は、労務管理に関する専門家です。簿記の知識は、人件費や給与計算などの労務管理業務にも活用できます。 - 宅建
不動産のやり取りで専門知識を発揮してくれる宅建士ですが、実はお金に絡む契約なども多いので知識は求められます。しかも動かすお金が額は大きいので、資金の処理や知識に対しても、きちんとしたスキルがあるかどうかは相手への信頼にもつながる重要なポイントです。
これらの資格は、簿記の知識を活かして、さらに専門性を高めることができます。ダブルライセンスを目指すことで、キャリアの幅を広げることができるでしょう。
このように、簿記は学んでおくことで実際に生かせる実用性の高い資格と言えます。