新卒採用
いざ就活をしようと思っても、どうやってしたらいいか分からない、そもそも自分が何をやりたいのか分からないという学生が大勢います。本業である学業や研究で忙しい学生も多いので、早期に新卒採用について情報収集し、今後やるべきことと全体について新卒採用スケジュールをイメージしながら行動することが重要です。そのための新卒採用に向けてのポイントを分かりやすくお伝えします。
また、多くの学生と会うなかで、企業の新卒採用について分からないという悩みをよく聞きます。それを考える上でも、本サイトを参考にしていただけると幸いです。
「売り手市場」における新卒採用の意義
近年は「売り手市場」といわれ、企業は人手不足が深刻なので、学生有利と言われています。しかし、人手不足だからといって採用基準に達しない学生を無理して採用することはありません。それは採用にはお金がかかり、入社後の活躍が見込めないと困るからです。
売り手市場だからといってあまり楽観的に考えていては後で痛い目をみるかもしれません。言うまでもないですが、「内定獲得=ゴール」ではありません。入社後に「本当にこの会社に入りたかったのか?」「他にやりたいことがあるのではないか?」といった後悔をしないためにも、自分の将来を決める大事な機会です。
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売り手市場であるか否かにかかわらず、新卒採用について真剣に向き合いましょう。
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新卒採用スケジュール
大学3年生の夏頃から文系学生及び理系学生関係なく、就職活動を意識し始めますが、就活スケジュールの目安は経団連(日本経済団体連合会)が毎年定めています。ところが、経団連から2021年卒から就職活動における指針(新卒採用スケジュールの目安)を撤廃すると発表がありました。
これは大きな混乱を招くことが予想されますが、結果的に政府が「現行の日程が定着しつつあり、維持が望ましい」と定めたことで、2021年卒の就活スケジュール、新卒採用スケジュールは現行の2020年卒と同様のスケジュールが維持される見通しとなりました。
新卒採用スケジュールの原則
「大学3年生の3月に企業説明会が始まり、4年生の6月に面接選考解禁」
大学3年(修士1年)の夏〜冬にかけてインターンシップに参加し、翌年3月1日より新卒採用広報解禁になります。新卒採用広報解禁になると、リクナビなどの新卒向け就職サイトがグランドオープンし、新卒向け就職説明会をはじめとした就活が本格的にスタートします。同年6月から面接を含めた選考が始まり、内定を出すというのが原則です。
上記スケジュールは経団連の指針に沿ったものですが、経団連に加盟していない企業(外資系企業、中堅・中小企業など)を中心に、多くの企業がもっと早い段階から選考や内定出しを行っているのが実態です。あくまでも目安としてとらえ、興味のある業界や企業については、3月になる前から個別にチェックしましょう。
理系学生の新卒採用スケジュール
理系学生は卒業年次に学業や研究が多忙になるケースが多いため、就活が本格化する前に学業や研究、就活準備をできるだけ進めておくことをおすすめします。早期に内定をもらえればよいですが、学部4年/修士2年の夏以降も就活をする必要が出てくると、学業への影響はさらに大きくなります。
近年の理系就活生は、新卒採用におけるエントリー社数や説明会参加回数が減少傾向にあると言われ、十分な業界・企業研究ができてない理系学生が少なくないようです。
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入社後に後悔しないように、新卒採用に向けてできるだけ早く取り組みましょう。興味のある業界や企業については、3月になる前から個別にチェックするのがポイントです!
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