「スタディングの論文添削って、実際のところ評判はどうなの?」
スマホ完結型の学習スタイルで知られるスタディングですが、予備試験対策で特に気になるのが論文式試験の添削サービスの中身です。実はスタディングの「論文添削」は、伊藤塾やアガルートのような講師が答案を1通ずつ読んで添削する方式ではなく、生成AIを使った「論文AI添削」という仕組みです(2025年11月に本格導入)。
この記事では、スタディング公式サイトで確認できる対象コース・添削回数・費用・実績データを中心に、2026年9月時点の情報として整理します。
スタディングの「論文添削」はAI添削である点に注意
スタディングの予備試験・司法試験講座における論文添削は、講師が答案を1通ずつ読んで個別にコメントを返す従来型の「人による添削」ではなく、生成AIが論文式試験の評価基準と講座の解法手順に沿って採点・講評するAI添削です。公式サイトでも「論文AI添削」と明記されています。

この方式には、書いた直後にほぼ即座にフィードバックが返る速さという利点がある一方、講師による個別の細やかな指摘や、答案の文脈を踏まえた柔軟なコメントを重視する方には、専業予備校の人による添削と性質が異なる点は理解しておく必要があります。
対象コース・添削回数・費用の早見表
スタディング公式サイト(2026年9月確認)に基づく、論文添削(AI添削)の対象コースと条件は次のとおりです。数値は今後の販売状況やキャンペーンにより変更される可能性があるため、契約前に必ず公式サイトでご確認ください。
| コース名(対象年度) | 論文AI添削 | 添削回数 | 返却スピード | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| 予備試験合格コース(基礎)[2027年+2028年試験対応] | 含まれない | ― | ― | 89,100円 |
| 予備試験合格コース(総合)[2027年+2028年試験対応] | 含まれる(論文コアメソッド講座・論文対策講座 予備試験実践編) | 1,200回 | 提出直後(AIによる即時返却) | 148,000円(基礎89,100円+論文対策129,800円+学習Q&Aチケット30枚39,000円のセット特別価格。単体合計257,900円相当) |
| 選択科目講座(労働法/倒産法) | 非公表/要問い合わせ(論文過去問の演習講座とのみ記載) | 非公表/要問い合わせ | 非公表/要問い合わせ | 各38,000円 |

重要な点として、論文AI添削は「予備試験合格コース(総合)」に含まれる形でのみ提供されており、2026年9月時点で確認できた公式サイトの情報では、添削機能だけを単体で購入できるプランは見当たりませんでした。「基礎講座は他社や独学で済ませ、添削だけスタディングを使う」という組み合わせ方は、現時点の商品構成ではできない点にご注意ください。
累計添削実績(公式サイト公表データ)
スタディング公式サイトでは、論文AI添削の利用実績が次のとおり公表されています。
| 指標 | 数値 | 集計期間・条件 |
|---|---|---|
| 累計添削回数 | 26,241回 | 論文コアメソッド講座・論文対策講座 予備試験実践編におけるAI添削の累計実行回数 |
| 「Good」評価の割合 | 95.1%(795件中756件) | 評価をいただいた方のうち、任意で「Good」「Bad」を選択した件数の割合 |
| 集計期間 | 2025年4月〜2026年8月31日 | 公式サイト記載 |

「Good」評価は受講者本人による任意選択であり、第三者機関による客観評価ではない点、また評価を選択したのは795件(利用者全体のうち一部)である点は、数字を見る際の前提として押さえておくとよいでしょう。
評判として挙げられるポイント
良い評判:フィードバックが速く、コストパフォーマンスが高い
AI添削のため、答案を書いた直後にほぼ即座に評価が返ってくる点は、返却待ちで学習のリズムが崩れやすい人による添削と比べた明確なメリットです。また、大手専業予備校と比較して受講料が抑えられている点も、コストを重視する受験生から評価されています。
気になる評判:人による細やかな指摘を重視する人には物足りない場合も
AI添削は評価基準に沿った採点・講評が中心で、答案の文脈や個別事情を踏まえた柔軟なコメント、講師との対話を通じた深掘りには向いていません。伊藤塾やアガルートなど、講師による個別添削を重視する予備校と比較すると、この点はトレードオフとして捉える必要があります。
良い評判:スキマ時間学習との相性
スマホで講義視聴から問題演習、AI添削の提出・確認までを完結できる設計は、日々忙しい社会人や、まとまった学習時間を取りにくい受験生から支持されています。
論文AI添削を最大限に活用するコツ
- AI添削の指摘を「受けっぱなし」にせず、指摘事項をリスト化して次の答案に反映する
- AI添削は評価基準に沿った採点が中心なので、合格者の再現答案や模範解答と併読し、答案の「型」を多面的に確認する
- 1,200回という回数は多いため、同じ論点を繰り返し書き直して「型」を体に染み込ませる使い方に向いている
スタディングが向いている人
コストを抑えつつ、AIによる即時フィードバックを繰り返し受けながらスキマ時間で学習を進めたい方に向いている講座といえます。
一方で、論文添削において講師との対話や、答案の文脈を踏まえた個別の手厚いフィードバックを重視する方は、伊藤塾やアガルートなど人による添削を提供する専業予備校の講座と比較検討することをおすすめします。
添削サービスを比較する際の視点
論文添削サービスを比較する際は、金額の安さだけでなく、次の視点も確認しておくと失敗が少なくなります。
| チェック項目 | スタディングの場合(2026年9月確認) |
|---|---|
| 添削方式 | 生成AIによる添削(人による個別添削ではない) |
| 添削回数 | 1,200回(予備試験合格コース〈総合〉限定) |
| 返却スピード | 提出直後(即時) |
| 添削のみの単体購入 | 公式サイト上では確認できず(総合コースへの内包のみ) |
スタディングの合格実績をどう見るか
予備校が公表する合格実績・合格率は、算出方法や母集団の定義が各社で異なるため、数字の大きさだけで単純比較することはおすすめできません。まずは予備試験・司法試験そのものの合格率をベースラインとして押さえた上で、各社の実績表示を確認する視点が重要です。合格率の見方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
よくある質問
Q. スタディングの論文添削は何回まで受けられますか?
2026年9月時点の公式サイトでは、予備試験合格コース(総合)に「論文AI添削1,200回」が付属すると明記されています。基礎コース単体には論文対策・AI添削は含まれません。今後プラン内容が変更される可能性があるため、契約前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
Q. 添削だけを他社で受け、講義はスタディングを使うことはできますか?
その逆(講義は他社・添削だけスタディング)については、2026年9月時点で確認できた公式サイトの情報では、AI添削だけを単体で購入できるプランは見当たりませんでした。AI添削は「予備試験合格コース(総合)」を購入した場合にのみ利用できる仕組みです。添削だけを外部で補いたい場合は、専業予備校の単科の論文添削講座を検討する形になります。
Q. AIによる添削の評価に納得できないときはどうすればよいですか?
AI添削は評価基準に沿った定型的な採点が中心のため、答案の個別事情を汲み取れないケースもあり得ます。一つの添削結果だけを鵜呑みにせず、複数の合格者答案や模範解答とも比較しながら、自分の答案の傾向を客観的に把握することをおすすめします。細かな個別指導を継続的に受けたい場合は、学習Q&Aサービス(チケット制)の活用や、専業予備校の講師添削との併用も選択肢になります。
まとめ
スタディングの論文添削は、生成AIによる「論文AI添削」で、予備試験合格コース(総合)に1,200回分が含まれる形で提供されています(2026年9月時点)。書いた直後に評価が返る速さとコストパフォーマンスの高さが強みですが、講師による個別の手厚いフィードバックを重視する方には専業予備校の人的添削の方が向いている場合があります。
自分の学習スタイルや予算、求めるサポートの手厚さを踏まえたうえで、他の予備校とも比較しながら選ぶことをおすすめします。

