スマホ完結型の通信講座が増える一方で、「紙のテキストで書き込みながら勉強したい」という社労士受験生も少なくありません。この記事では、2026年9月時点で公式サイトから確認できる範囲で、紙テキストの位置づけと追加料金の有無を比較します。
結論:会社によって「紙が標準」か「紙は別売り」かが大きく異なる
2026年9月に確認した範囲では、紙テキストの扱いは会社によって設計思想がはっきり分かれています。クレアールのように紙のテキストが受講料に標準で含まれている会社もあれば、スタディングのようにWEBテキストが標準で紙は別売りオプションになっている会社、フォーサイトのようにデジタルのみのプランと紙付きプランが別商品として用意されている会社もあります。表示価格だけで比較すると、紙の有無以外の条件(保証制度・質問対応など)も一緒に変わってしまう場合があるため注意が必要です。
紙テキストの扱いの比較(2026年9月確認)
| 学校 | 紙テキストの位置づけ | 追加料金の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| クレアール | 受講料に標準で含まれる | 追加料金なし(教材費・送料込みの表示価格) | 2027年合格目標の各コースはいずれも「教材費、消費税、送料込み」と明記 |
| スタディング | 標準はWEBテキスト。紙は別売りオプション | 冊子版オプション(全14冊一括)34,800円(2027年合格目標) | コース購入時にテキストを「冊子版」か「ペーパーレス版」から選択可能。契約後に紙だけ追加する場合は上記オプションが対象 |
| フォーサイト | デジタルのみのプランと、紙付きのプランが別商品 | デジタルプラン49,800円 → バリューセット1(紙付き)68,800円(差額19,000円、2027年試験対策・キャンペーン価格) | 差額には紙テキストだけでなく、教育訓練給付金対象・不合格安心保証・質問無制限などの条件差も含まれる点に注意 |
※価格・キャンペーン内容は変更される可能性があります。申込み前に必ず各校の公式サイトで最新の金額をご確認ください。
「紙代の差額」と「保証・サポートの差額」を分けて考える
フォーサイトの例のように、デジタルのみのプランと紙付きのプランを比較すると、価格差が紙テキストの有無だけによるものとは限りません。バリューセット1には教育訓練給付金の対象になる、不合格時の保証がある、質問回数が無制限になるといった条件も同時に含まれているため、「紙が欲しいだけなのに、保証や質問対応の分まで含めた価格差を紙代だと誤解しない」ことが大切です。
一方、スタディングの冊子版オプションのように、紙テキストの追加購入だけを独立した商品として確認できる場合は、その金額がそのまま「紙にするための追加費用」と考えることができます。
送料についても確認する
紙教材を選ぶ場合、本体価格だけでなく送料の扱いも確認しておくと総額の見落としを防げます。2026年9月に確認した範囲では、フォーサイトのデジタルプランは送料無料と明記されている一方、紙教材を含むバリューセットは送料別と案内されていました。スタディングの冊子版オプションは「配送費無料」と明記されています。学校によって送料の扱いが異なるため、注文前に確認してください。
紙テキストを選ぶ際のチェックリスト
- 紙教材が標準で含まれるのか、追加購入が必要なのかを最初に確認する
- 追加購入が必要な場合、その金額に含まれる範囲(全科目分か、一部科目のみか)を確認する
- 価格差に紙以外の条件(保証・質問対応・給付金対象など)が含まれていないか確認する
- 送料が別途かかるかどうかを確認する
- 紙教材の発送スケジュール(一括発送か、科目ごとの順次発送か)が自分の学習計画に合うか確認する
よくある質問
Q. デジタル中心の講座でも、紙のテキストを使うことはできますか?
会社によって異なります。スタディングのように、コース購入時に冊子版を選べる、または契約後に冊子版オプションを追加購入できる会社もあります。デジタル中心の講座を検討する際は、紙教材への切り替え・追加が可能かどうかを事前に確認することをおすすめします。
Q. 紙テキスト付きのプランは、単純に「紙代」の分だけ高いのですか?
必ずしもそうとは限りません。フォーサイトの例のように、紙付きプランには保証制度や質問対応など、紙テキスト以外の条件差が含まれている場合があります。価格差の中身を確認したうえで、自分にとって必要な条件かどうかを判断してください。
Q. 紙テキストのコースを選ぶメリットは何ですか?
書き込みながら学習したい方、スマホやパソコンの画面での学習に疲れやすい方には、紙のテキストの方が学習を継続しやすい場合があります。一方で、荷物になる、最新版への更新が難しい場合があるといった面もあるため、自分の学習スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
紙テキストとデジタル教材の使い分け
紙かデジタルかは好みだけでなく、学習する場所、書き込みの量、法改正時の更新方法で決めると失敗しにくくなります。両方を使える講座なら、インプットと復習で役割を分ける方法もあります。
| 学習場面 | 紙テキストが向くケース | デジタルが向くケース |
|---|---|---|
| 講義の理解 | 余白に図や要点を書き込みたい | 倍速・検索・しおりを使いたい |
| 通勤・外出 | 通信環境を気にせず読みたい | スマートフォンだけで荷物を減らしたい |
| 法改正の確認 | 改正部分を付箋で管理したい | 更新版をすぐ反映したい |
| 答練の復習 | 答案や解説を並べて比較したい | 検索して関連講義へ戻りたい |
紙教材の総額を計算する方法
「紙付きかどうか」だけでなく、受講期間中に必要な費用を合計して比較します。候補を2〜3校に絞り、同じ年度・同じ科目・同じ受講形態で見積もりましょう。
- 本体受講料(割引前・割引後の両方)。
- 紙テキストの追加料金、教材送料、分割手数料。
- 答練・模試・法改正講座の追加費用。
- 質問回数、教育訓練給付、不合格時の保証などの条件。
- 途中で紙へ変更・追加できるか、キャンセルや返品の条件。
価格・キャンペーン・紙教材の仕様は変更される可能性があります。申込み前に各校の公式ページと、社会保険労務士試験オフィシャルサイトの最新情報を確認してください。
紙テキストを最後まで活用する工夫
紙を選んだ後は、教材を増やしすぎず、書き込み方を統一することが大切です。法改正部分は色を一つに決め、誤答は余白に原因を一行で書くと、直前期の見直しが速くなります。講義動画を視聴した日、答練を解いた日、復習した日をテキストの冒頭に記録しておくのも有効です。
まとめ
社労士の通信講座を紙テキストで選びたい場合、2026年9月時点ではクレアールのように標準で紙が含まれる会社と、スタディングのように紙が別売りオプションになっている会社、フォーサイトのようにデジタル専用プランと紙付きプランが別商品になっている会社があります。表示価格の差額をそのまま「紙代」と捉えず、保証・サポート内容の違いも含めて比較することをおすすめします。
社労士の予備校・通信講座全体を比較したい方は、社労士の予備校・通信講座比較記事もあわせてご覧ください。

