公務員試験を目指すなら、まず知っておきたいのが「どのくらいの倍率なのか」です。この記事では、人事院が公表した2026年度の国家公務員採用試験の実施状況をもとに、試験種別・地域別の倍率をグラフと表でわかりやすくまとめました。
目次
2026年度 国家公務員試験の倍率一覧
2026年度の国家公務員採用試験(院卒者・大卒程度)全体では、申込者65,402人、第1次試験の受験者40,719人に対し、最終合格者は15,644人でした。受験者数ベースの実質倍率は2.6倍です。
| 試験の種類 | 受験者数 | 最終合格者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 国家総合職(院卒者試験) | 995 | 650 | 1.5倍 |
| 国家総合職(大卒程度・教養区分除く) | 6,770 | 1,158 | 5.8倍 |
| 国家総合職(大卒程度・教養区分・春) | 2,175 | 213 | 10.2倍 |
| 国家一般職(大卒程度) | 19,386 | 8,425 | 2.3倍 |
| 皇宮護衛官(大卒程度) | 281 | 59 | 4.8倍 |
| 刑務官(大卒程度) | 482 | 196 | 2.5倍 |
| 法務省専門職員(人間科学) | 1,085 | 431 | 2.5倍 |
| 財務専門官 | 1,032 | 511 | 2.0倍 |
| 国税専門官 | 6,679 | 3,385 | 2.0倍 |
| 食品衛生監視員 | 209 | 51 | 4.1倍 |
| 労働基準監督官 | 984 | 365 | 2.7倍 |
| 航空管制官 | 394 | 120 | 3.3倍 |
| 海上保安官 | 247 | 80 | 3.1倍 |

倍率から見えるポイント
- 国家一般職(大卒程度)は2.3倍、国税専門官・財務専門官は2.0倍と、受験者の2〜3人に1人が最終合格しています
- 国家総合職は大卒程度(教養区分除く)で5.8倍、教養区分(春)は10.2倍と難関です
- 皇宮護衛官(4.8倍)や食品衛生監視員(4.1倍)など、採用数の少ない専門職は倍率が高めです
国家一般職(大卒程度・行政区分)の地域別倍率
国家一般職の行政区分は地域ごとに採用されるため、受験する地域によって倍率が変わります。2026年度は北海道(1.4倍)・東北(1.6倍)が低く、近畿(2.6倍)・関東甲信越(2.5倍)がやや高い結果でした。
| 地域 | 受験者数 | 最終合格者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 541 | 388 | 1.4倍 |
| 東北 | 863 | 541 | 1.6倍 |
| 関東甲信越 | 4,442 | 1,812 | 2.5倍 |
| 東海北陸 | 1,390 | 708 | 2.0倍 |
| 近畿 | 1,865 | 716 | 2.6倍 |
| 中国 | 774 | 442 | 1.8倍 |
| 四国 | 544 | 259 | 2.1倍 |
| 九州 | 1,286 | 613 | 2.1倍 |
| 沖縄 | 305 | 139 | 2.2倍 |
| 行政区分 計 | 12,010 | 5,618 | 2.1倍 |

なお、国家一般職の教養区分は全体で3.4倍(受験者5,484人・最終合格者1,627人)と、行政区分よりも高い倍率でした。
倍率が低くても油断は禁物
実質倍率は筆記試験だけでなく、面接などの第2次試験を含めた最終合格ベースの数字です。また、国家一般職は最終合格後に官庁訪問・採用面接を経て内定となるため、最終合格=採用ではありません。筆記対策に加えて、論文・面接の準備を早めに進めることが大切です。

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