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社労士の独立開業の実態

社労士の独立開業の実態
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社労士の独立開業の実態とは?

社労士は事務所に就職したり、企業で働いたりすることができる職業ですが、独立開業の道があることでも知られます。社労士の独立事情は経験や実績がないと難しいのが実情ですが、国家資格合格後に即独立する人がいるのも事実です。

社労士の独立開業の実態について、次の通りまとめました。

  1. 独立開業が可能
    社労士は国家資格であり、その資格を持っていれば独立開業して事務所を構えることができます。独立して事務所を開業することで、顧客企業や個人に対して人事労務や社会保険に関するサービスを提供することができます。
    主な業務の書類作成は、大企業の場合だと自社で解決できることが多いので、クライアントの大半が中小企業になります。書類作成業務自体は料金の単価が決して高くないので、クライアントを多く獲得して業務量を増やすか、単価を上げる付加価値を付けることが必要です。
  2. クライアントの獲得
    独立開業した社労士は、顧客企業や個人を獲得する必要があります。一定以上の安定した収入を得るには、単価が高めでもクライアントがつくことが条件になります。このためには、ネットワーク作りや営業活動、広告などのプロモーション活動が必要です。また、質の高いサービスを提供することで、口コミや紹介による新規顧客の獲得も期待できます。
  3. 収入の変動
    独立開業した社労士は、収入が顧客数や仕事量によって変動することがあります。独立して事業を営むリスクを理解し、収入の変動に対処できるような経営計画や資金管理が求められます。
  4. 事務所運営の責任
    独立開業した社労士は、自分の事務所の経営や運営に責任を持ちます。これには、経営計画の立案や実行、経理・税務対応、事務所運営に関する法令遵守などが含まれます。
  5. 継続教育
    社労士は、資格を維持するために継続教育を受講する必要があります。独立開業後も、継続教育を受けることで最新の法令や情報をキャッチアップし、顧客に適切なサービスを提供できるよう努める必要があります。

社労士が独立開業する際の検討項目

社労士の独立開業には、リスクや責任が伴いますが、自分のスキルや知識を活かして事業を展開し、自由な働き方ができるメリットもあります。

未経験でいきなり独立しても、実績がないのでクライアントを獲得すること自体は難しいと言えるでしょう。単価を上げるにはそれなりの実績が必要になりますし、まず軌道に乗るまでが大変です。社労士事務所などに就職、もしくは転職して経験を積んでから独立の道を選ぶ社労士が多いのはそのためです。

しかし、将来的に独立している人達は全体の8割にのぼるので、独立そのもののハードルは高くないことがわかります。(副業を含む数なので、事務所を開設して開業となればハードルは上がると思われます。)社労士資格を取得しても、開業して成功するのが難しいというのが社労士の独立事情です。

とはいえ、将来性があるのは独立の道ですし、年収1000万円以上を目指すなら独立した方が可能性は上がるでしょう。

独立開業を検討する際は、自分の目標やスキル、資金状況などを総合的に評価し、慎重に慎重に決断することが重要です。また、独立開業に先立って、以下の点について検討しておくことがおすすめです。

  1. 事業計画の策定
    事業の目標や戦略、費用や収益予測などをまとめた事業計画を策定し、独立開業の方向性を明確にしましょう。
  2. 資金調達
    開業資金や運転資金の調達方法を検討し、必要に応じて金融機関や支援機関からの融資や補助金を利用することも検討してください。
  3. 事務所の立地選定
    事務所を開設する場所の選定は重要です。アクセスや立地条件、家賃などを考慮して、最適な場所を選びましょう。
  4. ネットワーク作り
    他の社労士や関連専門家とのネットワークを構築し、情報交換や相互紹介などで協力し合うことが役立ちます。
  5. 営業戦略の策定
    顧客獲得のための営業戦略を策定し、ホームページやSNS などのウェブマーケティング、セミナーや交流会などのイベント開催、広告やチラシ配布などのプロモーション活動を実施しましょう。
  6. サービスの拡充
    他の資格やスキルを持つことで、提供できるサービスの幅を広げ、顧客のニーズに応じた柔軟な対応が可能となります。また、他の専門家と連携してサービスを提供することも検討してください。

社労士の独立開業には準備や努力が必要ですが、自分の能力を最大限に活かし、自分の働き方を選択できる魅力があります。社労士として独立開業を目指す場合、充分な準備をしてチャレンジしてください。

社労士の独立開業まとめ

社労士という資格は、肩書だけで安泰という職業ではなく、新規クライアントの開拓や顧問契約獲得の努力を続けることが必要になります。

就職や転職が有利になる資格として語られることもありますが、安定を求めるなら企業などに就職した方が良いでしょう。

独立開業の場合は、確かに軌道に乗せて成功に至るまで楽ではありませんが、5年10年と実績を積み上げることで年収は増えていくでしょう。

独立したばかりは年収が数百万円程度で、一時的には平均的なサラリーマンより少いことが多数です。社労士事務所開業から数年間は年収500万円前後であっても、600万円、700万円・・・1000万円と努力次第で収入を増やせるのが独立開業の醍醐味です。

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