知らなきゃ損!!通学講座も通信講座も授業料が安くなる方法詳細はこちら >>

公認会計士と税理士、どちらを目指すべき?難易度・ダブルライセンスの価値を比較【2026年最新】

難易度・違いを比較

会計系の資格取得を検討する際、「公認会計士」と「税理士」のどちらを目指すべきか迷う方は多くいます。どちらも会計・税務に関わる国家資格ですが、試験制度や仕事内容には明確な違いがあります。ここでは両資格の違いを整理し、どちらを選ぶべきかの判断材料を紹介します。

目次

試験制度・難易度の違い

公認会計士試験は短答式・論文式で構成され、原則として在学中〜数年で決着をつける「一発勝負」型の試験です。近年の最終合格率はおよそ7〜11%で推移しています。一方、税理士試験は科目合格制を採用しており、5科目に合格すれば資格を取得できる仕組みです。1科目ずつ、数年かけて取得することも可能なため、社会人が働きながら取得を目指しやすい制度設計になっています。科目ごとの合格率はおおむね15〜20%台で推移することが多く、単純な合格率だけを比較すると公認会計士の方が難易度が高いと評価される傾向にあります。

仕事内容の違い

  • 公認会計士:財務諸表監査が独占業務。主に監査法人に勤務し、企業の決算書が適正かどうかをチェックする業務が中心です。
  • 税理士:税務申告書の作成や税務相談、税務代理が独占業務。主に税理士事務所や会計事務所で、中小企業や個人の税務・会計をサポートする業務が中心です。

どちらを選ぶべきかの判断軸

大企業の監査やコンサルティング、上場準備支援など、大きな組織を相手にした専門性の高い業務に携わりたい場合は公認会計士が向いています。一方、地域の中小企業や個人事業主に寄り添い、税務・会計面から経営をサポートしたい場合や、働きながら数年かけて資格取得を目指したい場合は税理士が選択肢になります。

なお、公認会計士の資格を取得すると税理士登録も可能になるため、公認会計士として監査業務の経験を積んだ後に税理士として独立するというキャリアパスも存在します。どちらを最初に目指すか迷う場合は、自分がどのような規模の顧客と、どのような業務内容で関わりたいかを軸に検討するとよいでしょう。

公認会計士と税理士の比較表

二つの資格の違いを、選ぶ際に気になりやすい項目ごとに整理しました。試験制度や受験資格は改正されることがあるため、受験前には必ず公式情報をご確認ください。

項目公認会計士税理士
試験の方式短答式(年2回)+論文式(年1回)5科目に合格する科目合格制(年1回)
実施時期短答式は12月と翌5月、論文式は8月例年8月に実施
受験資格制限なし(年齢・学歴・国籍を問わない)受験資格の要件があります。最新の内容は国税庁でご確認ください
合格の積み上げ方短答式合格後2年間は短答式が免除。論文式は一部科目合格後2年間その科目が免除合格した科目は積み上げていけるため、数年かけて取得できる
独占業務財務諸表の監査証明業務税務代理・税務書類の作成・税務相談
主な勤務先監査法人、コンサルティング会社、一般企業の経理・財務部門など税理士法人・会計事務所、一般企業の経理・税務部門など
独立のしやすさ独立も可能だが、監査法人での経験を経る人が多い独立開業する人が多く、中小企業の顧問先を持つ働き方が一般的
公認会計士試験の内容は公認会計士・監査審査会の公表資料に基づきます

学習内容の重なりと違い

二つの試験は、会計と税法という共通の土台を持っています。税理士試験の必須科目である簿記論・財務諸表論は、公認会計士試験の財務会計論と学習内容が近く、税理士試験の法人税法は、公認会計士試験の租税法(法人税法が中心)と重なる部分があります。一方で、公認会計士試験には監査論や企業法、管理会計論といった税理士試験にはない科目があり、逆に税理士試験には相続税法や国税徴収法など、公認会計士試験の範囲を超える税法科目が存在します。

分野公認会計士試験税理士試験
会計財務会計論・管理会計論(会計学)簿記論・財務諸表論
税法租税法(法人税法・所得税法・消費税法が中心)所得税法、法人税法、相続税法、消費税法など、選択した税法科目を深く学ぶ
法律企業法(会社法を中心)税法のほか、選択によって住民税・事業税・固定資産税などを学ぶ
監査監査論出題なし
科目名の詳細は公式の試験案内でご確認ください

このように、会計学は共通して学べますが、公認会計士試験は広く浅く(といっても難易度は高い)全科目を同時に仕上げる必要があり、税理士試験は科目ごとに深く掘り下げる構成といえます。

タイプ別・どちらが向いているかの目安

あなたの状況向いている資格の目安理由
大学在学中で、卒業前後に集中して勉強できる公認会計士専念できる時期に一気に合格を目指しやすい。合格者は20代前半に集中している
働きながら数年かけて取得したい税理士科目合格制のため、1科目ずつ積み上げられる
大企業の監査・上場準備に関わりたい公認会計士財務諸表監査が独占業務で、監査法人でのキャリアが中心になる
中小企業や個人の身近なパートナーになりたい税理士顧問先の経営と税務を継続的に支える業務が中心
将来は独立して事務所を持ちたいどちらも選択肢公認会計士でも税理士登録により独立する人がいる
まずは簿記の知識を活かしたい税理士(簿記論・財務諸表論から)簿記論・財務諸表論から始めやすく、その後の展開も選べる

公認会計士から税理士登録をするという選択肢

公認会計士は、税理士法に基づき税理士となる資格を有しており、日本税理士会連合会への登録により税理士として活動できます。つまり、「公認会計士試験に合格して公認会計士になれば、税理士試験を受けなくても税理士の道が開ける」という関係にあります。逆に、税理士から公認会計士になる場合は、公認会計士試験に合格する必要があります。

そのため、将来的に税理士業務も視野に入れている場合でも、公認会計士試験に挑戦する価値はあります。ただし、公認会計士試験は科目合格制ではなく、短答式と論文式を短期間に突破する必要があるため、学習に専念できる期間を確保できるかどうかが重要な判断材料になります。

選ぶ前に確認したいチェックリスト

  • 学習にまとまった時間を確保できるか(専念できるか、働きながらか)
  • 数年かけて積み上げる形式と、短期間で決着をつける形式のどちらが自分に合うか
  • 将来、どのような規模のクライアントと関わりたいか
  • 監査、税務、コンサルティングのうち、最も興味があるのはどの業務か
  • 資格取得後の働き方(勤務・独立)のイメージがあるか
  • 入門講座や体験講義で、会計・税法どちらの学習にも抵抗がないか確認したか

資格取得後のキャリアパスの比較

段階公認会計士税理士
資格取得直後監査法人に就職し、監査業務を経験する人が多い税理士事務所・税理士法人に勤務し、実務経験を積む人が多い
数年後監査のシニア・マネージャー、または事業会社・コンサルへの転職など担当顧問先を持ち、税務・会計の相談対応を広げる
その後パートナー、独立、事業会社の経理・財務責任者などの選択肢独立開業、事務所の承継、事業会社の税務部門などの選択肢
一般的な傾向の整理であり、個人のキャリアは職場や本人の選択によって異なります

どちらの資格も、合格後の進路は一つではありません。ただし、最初の数年間の経験が後のキャリアに影響しやすいため、どのような環境で実務経験を積みたいかを、資格選びの段階から考えておくとよいでしょう。

資格選びを迷ったときの試し方

  1. 簿記の入門学習で会計への適性を確かめる:どちらの資格でも会計は土台になります。まずは基礎を学び、面白さを感じるかを確認します。
  2. 体験講義で科目の違いを知る:監査論・企業法と、税法科目のどちらに興味を持てるかを確かめます。
  3. 実際に働く人の話を聞く:監査法人、税理士事務所のそれぞれの仕事内容について、説明会や紹介記事で情報を集めます。
  4. 学習に使える期間を決める:専念できる期間があるか、長期戦になるかで、選ぶ試験も変わります。

よくある質問

Q. 税理士試験と公認会計士試験を同時に目指せますか?

学習範囲が重なる科目もあるため、たとえば簿記論・財務諸表論を先に学んでから公認会計士試験に進む、といった順序立てた学習は可能です。ただし、両方を同時に完全に仕上げるのは負担が大きいため、まず一方に軸足を置く方が現実的です。

Q. 税理士試験の科目合格は公認会計士試験の免除に使えますか?

免除制度の内容は法令等で定められており、変更されることがあります。免除の対象となる資格・科目については、公認会計士・監査審査会の最新の案内をご確認ください。

Q. 途中で目標を切り替えても学習は無駄になりませんか?

会計学(簿記・財務会計)は両資格に共通する土台なので、学習した内容は無駄になりにくいです。目標を切り替える場合でも、学んだ範囲を整理して、次の試験の科目と照らし合わせるとよいでしょう。

公認会計士のおすすめ通信講座

公認会計士試験の学習を効率よく進めたい方には、通信講座の活用がおすすめです。

  • CPA会計学院:令和7年度合格者占有率66.7%という圧倒的な合格実績
  • 資格の学校TAC:本科生カリキュラム修了者の合格率80.5%の実績
  • クレアール:非常識合格法で効率的な学習ができる通信講座

各予備校・通信講座の費用や合格率をさらに詳しく比較したい方は、公認会計士の予備校・通信講座おすすめランキングTOP6もあわせてご覧ください。

カテゴリー

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次