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保育士とは?

 保育士とは、2003年(平成15年)に児童福祉法により国家資格です。
 児童福祉法第18条の4には、「保育士とは、第18条の18第1項の登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。」と定義されています。
 つまり、保育所などの施設において子供の教育を行う、地域の子育ての中心となる専門職といえるでしょう。

 「保育士」という言葉にピンとこないひとでも、「保母」さんという言葉を知っている人は多いでしょう。
 男性保育士への配慮や男女平等の観点から、1999年に「保育士」と改称され、この頃から「保育士」を取り巻く環境も大きく様変わりしました。
 「待機児童問題」「保育士不足」などネガティブなニュースもちらほら聞くようになりました。

保育士資格の取得方法

 児童福祉法により、保育士資格の取得方法は、次の2通りあります。
1.都道府県知事の指定する保育士養成施設(短大、大学等)を卒業した人
2.保育士試験に合格した人

 このサイトをご覧になって保育士試験合格を目指す方は、ほとんどの方は上記2.に当てはまる方ではないでしょうか。
 試験合格後、都道府県知事の登録を受け、保育士登録証が交付されることではじめて「保育士」になることができます。

 保育士は国家資格です。したがって、上記1.2.のいずれかの方法により取得した場合を除き、「保育士」を名乗ることはできません。

保育士試験の概要

 保育士試験は、細かい規定があるため、受験資格も含めて事前に試験実施機関等でご確認ください。
 下記に概要を記載していますが、変更になる場合や細かい規定がありますので、再確認をお願いいたします。

保育士の受験資格

  • 大学卒業程度
     短大卒業又は同等以上(卒業見込みも含む)
  • 高校卒業程度
    • 平成8年3月までに高校保育科を卒業
    • 平成3年3月までに高校を卒業
    • 高校・中等教育学校卒業後実務を2年以上

保育士試験の科目

 保育士試験は、筆記試験と実技試験で行われます。
 筆記試験全科目合格者のみが実技試験を受験でき、筆記試験と実技試験は同一都道府県でなければなりません。

保育士試験の筆記試験

 筆記試験は、9科目の試験を2日間にわたって行われ、問題数は教育原理と社会的養護がそれぞれ10問で、その他はそれぞれ20問です。
 なお、筆記試験はマークシート方式です。

  • 1日目
     ①保育の心理学
     ②保育原理
     ③児童家庭福祉
     ④社会福祉
  • 2日目
     ⑤教育原理
     ⑥社会的養護
     ⑦子どもの保健
     ⑧子どもの食と栄養
     ⑨保育実習理論

保育士試験の実技試験

 実技試験は、受験申請時に次の3つの分野から2つを選択して受験します。

  1. 音楽表現に関する技術
     子供たちと歌を歌うイメージで、課題曲を楽器(ピアノ、ギター、アコーディオンのいずれか)で演奏しながら歌を歌います。
  2. 造形表現に関する技術
     保育所での活動や生活の場面を、髪に色鉛筆などで明るく描きます。
  3. 言語表現に関する技術
     子供たちの前でお話をするイメージで、課題となる年齢にふさわしい、短いお話をします。

保育士試験の試験期間

  • 前期実施分
    • 4~5月:筆記試験
    • 7月:実技試験
  • 後期実施分
    • 10月:筆記試験
    • 12月:実技試験

 なお、平成27年より、資格取得後3年間、取得した自治体内のみで保育士として働くことができ、4年目以降は全国で働くことができる「地域限定保育士(国家戦略特別区域限定保育士)」試験が新たに創設されました。

  1. 地域限定保育士試験の合格者は、地域限定保育士として登録後、3年間は受験した自治体(特区区域内)のみで保育士として働くことができる資格が付与されます。
  2. 地域限定保育士の登録を行ってから、3年を経過すれば、全国で「保育士」として働くことができます。
  3. 通常の保育士試験で合格した科目については、地域限定保育士試験においても免除されます。
     また、地域限定保育士試験で合格した科目も、次回以降の保育士試験において免除されます。

保育士試験の合格ライン

 各科目・分野において6割が合格ラインです。したがって、筆記試験で1科目でも6割未満の科目があった場合には、実技試験の受験はできません。
 また、保育士試験は科目ごとの合否制で、合格科目は3年間有効です。つまり、1度合格した科目は翌々年の回まで試験を免除されます。
 したがって、はじめから2年かけて筆記試験に合格することを目標として受験する受験生もいます。

保育士の試験実施期間

  • 一般社団法人全国保育士養成協議会
  • 〒171-8536
    東京都豊島区高田3-19-10ヒューリック高田馬場ビル6階
  • 保育士試験事務センター
  • フリーダイヤル:0120-4194-82
  • 代表電話:03-3590-5561